otaeri Design Studio

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3.11と、その後の震災に影響された仕事観。

気づけばもう3月も中旬。
毎年毎年、年明けてから3か月は本当に記憶にないというか…基本的に誰かの看病をしているような気もします。
今年も卒園式が迫ってきているので、この時期は園予定がびっしり。手帳の3月のところは、子どもたちに埋め尽くされています。

 

今日が3月11日で、
いろんな方や企業が8年前の今日に思いを馳せていて、
みんなの記憶力すごいな…というよりは、私もしっかりあの時の事を覚えているので
それほど衝撃的だったのだなと思います。
娘を出産する1か月前。
どれほど「このままお腹の中にいたほうが安全じゃない?出てきたら首も座ってないのに、抱えて走れない」と思ったことか。

その後、私がこうして起業したあとも大きな地震が頻発して、そのたびにクライアント様のうちの誰か一人は「自粛します」と言い出す…という事がありました。

確かに日本のちょっと先では大変な思いをされている方が居て、自分だけいつも通りにふるまうことに違和感を感じることもありますし、気持ちがザワついてしまうのも無理はないのです。誰かの気持ちに共感できる方はとても優しい。
でも、勝手にこちらで自粛しても、被災された方の生活は何も変わりません。
むしろ、あっちが倒れているのにこっちまで倒れたら、日本経済はどうなってしまうのだろう?と。

自粛するのではなく、より働いて、より稼いで、そのお金を募金に回す。
支援が必要な人のために、動く。
誰かが助けを必要としているなら、その手を掴めるように、一層仕事に励むことが、私たちにできることだ…というお話を何度もしました。

自粛して気持ちいいのは自分だけ。
罪悪感や違和感を拭いたい自分のため。
心を痛めてふさぎ込んでしまいそうになっても、できれば誰かのために何かできる人でありたいし、そのためにお金が必要なことがあるのは必然で、私は必要な時に支援ができる人でありたい。
そのために、前を向いて仕事を全うするのです。

3月11日や、それ以降の大きな震災からの教訓は、今も胸に刻んでいるし、私のこういう仕事観にも生かされています。
心優しいあなたが、ちゃんと前を向いて仕事ができていますように。

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